チャーミーズ・アーミー — パーティーは終わった – 第2話:飼い慣らされた日常

第2話のコミックストリップは、アポカリプス後の不条理極まりない行政対応に焦点を当てています。町をのんびり徘徊する麗子を前に、少女たちは当然の疑問にぶつかります。侵略の際、当局はゾンビをすべて駆除したはずではなかったのか? 実は、駆除されたのは「悪いゾンビ」だけだったのです。従順でおとなしいゾンビたちは政府の家畜化・社会適応プログラムに回され、麗子は生き残っただけでなく、見事に就職まで果たしていました。しかし、チャーミーが彼女はウォルマートで定職を得たと言った瞬間、おかしな誤解が生じます。彼女は入り口で黄色いスマイルステッカーを配る「グリーター(出迎え係)」ではなく、「イーター(喰い係)」だったのです。そして漫画の台詞にある通り――「それ以上は聞くな」というわけです。
ダイナーの外に出ると、秋の冷たい風が駐車場を吹き抜け、停めてあるセダンのタイヤの周りに乾いたカエデの葉を巻き上げていました。金髪とポニーテールの少女はレンガの壁に寄り添い、大通りへと向かってゆっくりと歩いていくチャーミーと麗子の背中をじっと見つめていました。頭の中の矛盾は、もはや無視できないレベルに達していました。あの侵略の日々は、バリケード、ショットガン、そして夜な夜な郊外の芝生に響く不気味な呻き声に怯えて眠れぬ夜を過ごした記憶そのものでした。そんな人類の存亡を揺るがす脅威が、几帳面な行動パターンごとに分類・整理されたなど、まるでお役所仕事が生んだ熱病の夢のようでした。
「『悪いやつら』だけですって?」ポニーテールの少女は緑のタンクトップを苛立たしげに引っ張りながら、足元で小さく円を描いて歩き回りました。「どういう意味よそれ! 生肉を喰らう化け物に性格診断テストでも受けさせたっていうの? 連邦緊急事態管理庁は掃討作戦の最中にマークシート式のアンケートでも配ったわけ!? 『問1:あなたは1から5の段階で、近所の郵便配達員を噛み殺したい衝動にどれくらい駆られますか?』ってか! 狂気の沙汰よ!」
「実用的な行政管理ってやつね」金髪の少女は呆れ顔で返しましたが、見開かれた瞳には動揺の色が隠せませんでした。「ロジスティクスを考えてみなさいよ。軍が凶暴な襲撃者たちを無力化した後に残るのは、金網フェンスに頭をぶつけながら目的もなくフラフラ歩き回る何千もの無害なゾンビよ。際限なく火葬炉を稼働させ続ければ環境基準法に引っかかるし、風変わりな市民団体の反対運動だって起きる。だからどうすると思う? 再教育よ。社会復帰支援。職業斡旋よ」
「職業斡旋ですって!」ポニーテールの少女は両手を振り上げて憤慨しました。「相手はゾンビよ! 住所もなければ社会保障番号もないし、年金プランに加入してるわけでもないのよ! それに今のチャーミーの言葉を聞いた!? 彼女はウォルマートの『イーター(喰い係)』だって言ったのよ! それが商業施設で何を意味するか分かってるの!?」
二人は歩道の先を行くチャーミーと足取りのおぼつかない連れ合いから、慎重に15メートルほどの安全距離を保ちながら早足で尾行しました。前方では、麗子が歩道の段差を越えるのに酷く手こずっていました。機械のようにぎこちなく右足を持ち上げたものの、縁石の角を完全に踏み外し、植え込みの中に「ドサッ」と音を立てて倒れ込みました。チャーミーは慣れた手つきで彼女の肘を支え、破れたデニムの裾についた泥を払い、優しく舗装路の上へ戻してあげました。
「大企業の立場になって考えてみてよ」金髪の少女は顎に手を当て、考え込みながら後を追いました。「小売業界はずっと深刻な人手不足に悩まされているわ。最低賃金を要求せず、健康保険も必要とせず、祝日の週末に残業させられても文句を言う声帯すら持たない元市民のアンデッド集団がいるとしたら、連邦政府の労働放出契約に飛びつかない企業なんてあると思う?」
「私が恐れてるのはそこじゃないの!」ポニーテールが声を潜めて怒鳴りました。「恐ろしいのは、その役職名よ! 『イーター』よ!? 朝の9時にスーパーの自動ドアをくぐった時に期待するのは、青いベストを着て名札をぶら下げたおじいさんが『ウォルマートへようこそ、ショッピングカートは左手です』って笑顔で迎えてくれることよ! クーポンを忘れた客のふくらはぎを食いちぎるために、ハロウィンのバルーンカボチャの影から腐った女が飛び出してくることじゃないわ!」
「チャーミーは『聞くな』って念を押してたわ」金髪の少女は指摘しました。好奇心が生存本能と激しく火花を散らしています。「つまり、それは一から十まで恐ろしい実態を突き止めなきゃいけないってことよ。私がトイレットペーパーや洗剤を買う店内の通路にアンデッドがうろついているなら、彼女がどの棚の担当なのかを知る権利が消費者にはあるわ」
二人が見守る中、麗子は水たまりの上を飛ぶ小バエの群れに目を奪われ、フェンスの前で急に立ち止まりました。彼女は青白く震える手を伸ばし、鈍い反射神経で空中の虫を掴み取ろうと指をピクピク動かしていました。その動きはまるで、人間の動かし方を知らない人間が操る操り人形のようにぎこちないものでした。それでもチャーミーは無限の忍耐強さで彼女の隣に立ち、バッグのストラップを直してやりながら、今朝の交通情報について穏やかに話しかけていました。
「見てよ、あの二人」ポニーテールの少女は、穏やかな秋の陽射しの中にあっても寒気を覚えて身震いしました。「彼、まるで彼女がちょっと風変わりなだけの女の子みたいに接してる。髪を洗うのを忘れた古着好きの美大生とでも思ってるんじゃないかしら。どうしてあんな異常事態を受け入れられるの? ついこの間まで町全体が生死をかけてアンデッドと戦っていたっていうのに、次の瞬間には自分の動く死体の彼女を園芸コーナーと自動車用品コーナーの間のシフトに送り届けてるなんて」
「自動車コーナーじゃないと思うわ」金髪の少女は、ダイナーのカウンターで麗子から漂っていたあの強烈な異臭を思い出し、眉をひそめて呟きました。「車のタイヤはあんな匂いしないもの。彼女が店で任されている仕事は、間違いなく有機物に関係してる。そして、あなたが『出迎え係(グリーター)』って言葉に食い下がった時にチャーミーが口を噤んだあの態度……あれは単なる言い間違いじゃないわ。企業の秘密保持義務の顔よ」
麗子の日常の業務を巡る謎は、急速に二人の頭から離れなくなっていきました。チャーミーと麗子が大通りを曲がって商業地区へと進むにつれ、二人の友人は歩調を速めました。世界の終末の脅威を、青いベストを着た雇用機会へと変えてしまったお役所仕事の狂気を突き止めようと、二人は歩みを止めませんでした。
つづく…


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