チャーミーズ・アーミー — パーティーは終わった

第1話:腐敗のなかの愛

今回の『チャーミーズ・アーミー』のコミックストリップでは、ダイナーのカウンターでの何気ない一コマが、愉快で不気味な急展開を迎えます。金髪の客が店の向こうにいる女性を見て、ハロウィンの凝った仮装だと褒めますが、即座に否定されます。それはパーティー用のメイクでも特殊メイクのラテックスでもありません。彼女の正体はチャーミーの正真正銘のゾンビの彼女、「死人 麗子(ディー・シースト)」その人だったのです。生ける屍の肉体に、ハエの群れを引き連れた本物のゾンビ。目撃した客が仰天して叫び声を上げる一方で、チャーミーは何食わぬ顔でコーヒーをすすり、愛するパートナーが生物学や腐敗の法則、ひいては地域の公衆衛生規定を堂々と無視していることなど微塵も気にしていません。

カウンターの木目調の天板の上に漂う空気は、バターナイフで切り分けられそうなほど張り詰めていました。金髪の少女は、空気中の雑菌を払おうとするかのように両手を半分挙げたまま、見開いた目で麗子を凝視していました。一方の麗子は、首をゆっくりと不自然に傾けただけでした。ボサボサの金髪の束が耳の横から滑り落ち、カウンターの上に「ボトッ」と鈍い音を立てて落ちました。チャーミーは眉ひとつ動かさず、視線も逸らさずに、清潔な紙ナプキンをその抜け落ちた髪の毛の上にそっと被せ、落としたハンカチを拾い上げる紳士のようにポケットへとしまいました。

「ほらね?」チャーミーは何事もないかのように陽気な調子で言いました。「湿った地下室と杉の削りくずの匂いにさえ慣れれば、彼女は本当に愛らしいんだ。出会ったのは秋の収穫期の終わり頃さ。周りのみんなが板切れでドアを塞いで豆の缶詰を買い占めるのに必死だった時、麗子はコミュニティ農園をのんびり散歩しながら、遅咲きのマリーゴールドを愛でていたんだ。まあ、うっかり半分くらい引っこ抜いてスプリンクラーのヘッドを噛み砕いちゃったけど、その心意気は純粋な詩そのものだったよ」

オリーブ色のタンクトップを着たポニーテールの少女は、背骨が悲鳴を上げるほど後ろへ仰け反りました。

「チャーミー、彼女の周り、イエバエでブンブン鳴ってるじゃない! さっき一匹、あんたのコーヒーカップの縁にタッチ・アンド・ゴーしたわよ! 歩く解剖学標本みたいな存在の真横で、どうして平気な顔でホットコーヒーを飲んでられるの!?」

「注文が多いなあ」チャーミーはハエの小群を手で払いながらため息をつきました。「現代の恋愛事情ってやつは、誰もが口うるさい批評家ばかりだ。君たちだって、男たちに深みがないだの、喋りすぎだの、人の話を聞かないだの文句を言いながら半年もマッチングアプリをスワイプしてるじゃないか。麗子は最高の聞き上手だよ。僕がビンテージレコードのコレクションについて語っても絶対に口を挟まないし、僕の服のセンスを批判することもない。それに彼女が喉を鳴らせば、何を考えているのか一目瞭然だ。感情の探り合いなんて無縁さ。実に清々しいよ」

麗子は喉の奥深くから、低く濁った振動音を響かせました。それは、古い生ごみ処理機が頑丈な桃の種を呑み込んで詰まった時のような音でした。濁って白く濁った瞳が天井の扇風機へとゆっくり向けられ、羽のリズミカルな回転を幼い子供のような好奇心で追いかけました。彼女の唇の端からは粘り気のある緑色の液体が一滴にじみ出て、ダイナーの暖かな琥珀色の照明に反射して光りました。

「ちょ……彼女、脳卒中か何かにでもなってるの?」ポニーテールの少女は悲鳴混じりの声をあげ、友人の肩を掴んで非常口の方へじりじりと後退しました。

「まさか。あれはただの満足げな喉鳴らしだよ」チャーミーは誇らしげに説明し、麗子の冷たく変色した前腕をポンと叩きました。破れた袖口から微小な埃がパッと舞い上がります。「暖房が入るといつもこうなんだ。見ての通り血行が昔ほど良くないから、室内のぬくもりが嬉しいのさ。キャンプファイヤーの時の彼女を見せてあげたいよ。もっとも、火からは最低でも2メートル半は離しておかなきゃいけないけどね。乾燥腐敗が進んだ身体に直火は大敵だから」

金髪の少女は額に浮かんだ冷や汗を拭いました。いつもの馴染みのダイナーという日常的な光景と、調味料置き場のすぐ横に本物のアンデッドが立っているという異常な現実の間で、彼女の頭は激しく混乱していました。かつての大侵略――パニック、緊急特別放送、郊外の住宅街に響き渡ったサイレン――の記憶が脳裏をよぎります。あの群れが渓谷を襲った時、誰もが自分がどこで何をしていたかを克明に覚えているはずでした。軍の部隊や特殊清掃班、厳重な隔離措置によって数か月前にようやく終息したはずの、国家的な悪夢だったのです。

「待ってよ」ポニーテールの少女は震える小声で囁き、金髪の少女を仕切りの陰へと引き寄せました。「そもそも彼女がどうしてここに立っていられるのよ? 掃討作戦は完全だってニュースで言ってたじゃない! 軍は4か月もかけて丘陵地帯のゾンビを一網打尽にして、郡境に至るまでの雨水管という雨水管をしらみつぶしに調べ上げたのよ! この地域は完全に浄化されたって発表されたはずでしょ!」

チャーミーはコーヒーの残りかすを揺らしながら小さく笑いました。

「『浄化』だなんて、ずいぶんトゲのある官僚的な言い回しだね。まるで工業用の消毒剤みたいじゃないか。ニュースは何でも大げさに書き立てるものさ。血が流れれば視聴率が取れる――麗子の場合は体液が滲み出せば、だけどね。君たちは戦後復興の微妙なニュアンスを理解しないまま、終息宣言のプロパガンダを鵜呑みにしているんだよ」

二人の少女は呆然として顔を見合わせました。ポニーテールの眉が疑念で吊り上がります。麗子は腐りかけた片足からもう片方へと体重を移動させ、その拍子に股関節から乾いた小枝を踏み折ったような乾いた音が響きました。彼女はまたひとつ息を荒く吐き出し、レジ横のショーケースに並んだ冷蔵ペストリーへと視線を漂わせました。

「ニュアンスですって?」金髪の少女の声が裏返りました。「チャーミー、彼女は3か月前、近所のパティオ家具に噛みついて食べようとしたのよ!? 武装警備もなしで徘徊してる生きた死体に、一体どんな『ニュアンス』があるっていうのよ!」

「君たちの情報は古いんだよ」チャーミーは事もなげに答え、立ち上がるとカウンターに数ドルのチップを置いて会計を済ませました。「みんな、侵略劇は綺麗な結末を迎えて全滅で幕を閉じたと思い込んでいる。だけど現実はアクション映画じゃない。生き残った者もいれば、リハビリを受けた者もいる。そして、現代社会に生産的な形で適応した者もいるのさ」

彼は麗子の腰に優しく手を添え、正面のドアへと彼女をエスコートしました。二人の少女はその場に釘付けになったまま、秋の冷たい空気の中へと去っていく奇妙なカップルを見送りました。ドアのベルがカランと鳴り響いた後、金髪の少女は引きつった顔で友人を振り返りました。侵略後の現実は、夕方のニュースが伝えていたものよりも、はるかに奇妙で、はるかに官僚主義的なものだったのです。

つづく…

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